カテゴリ:ネグレクト、児童虐待( 1 )

天使の飛翔

大阪西区姉弟育児放棄虐待死事件その3(懲役30年確定)
http://disktopaska.txt-nifty.com/aska/2013/03/post-37a0.html

0歳娘を殴り死なせた24歳母 SNSで虐待批判していた
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121103/waf12110312010006-n1.htm


意中の人を射止めるために出来ちゃった婚、出産後はネグレクト、虐待、でも獣は親として社会から受ける体裁に便乗して熱心に子育てしているふり、子供は周囲から救助されることもなく親を大切にしろと人の道説かれて育つ。現実、そんな家庭だらけですよ。


e0296801_17432539.jpg私も幼少の頃から「泥棒と冗談で盗むのは違う」なんて言うレベルの父の気分の赴くまま頻繁な折檻を受け、ある時はパチンコ店に入った両親から真夏の車内に置き去り、熱射病になり気付くと病院のベッドの上。
それでも母が膠原病という難病に罹り、父も不在がちだったので、主に母の実家の祖父母・叔母などに世話されたことも幸いしてなんとか生き延びました。
高校時には父の暴力によって内臓から出血、血尿・発熱。しかし発覚を恐れた母は病院にも連れて行かれず放置、自分で家の保険証を奪って診察を受けたら即入院、父親から暴行されたとは言わないでくれと頼まれ苦しい嘘をついているうちに訳の分からないことになり学校を無断欠席したとされ停学処分、反省文を書かされる始末。
元空手の海外指導員でもあった父が酒に酔って無抵抗の私を不意打ちで襲ってきたのに(私が考え事をしながら彼の目の前を通り過ぎたのが反抗的態度に見えたらしい)、後に父の知人のテキヤ男性から聞き知ったところによると、父は「息子がぐれていたから、しつけでちょっと殴った。軽く撫でただけで入院しちゃうくらいひ弱でどうしようもない奴だ。お前が鍛えて一人前の男にしてやってくれ」、などとほざいていたそうで。
軽く撫でた?すでにのびている私をさらに階段から突き落としたり、引き摺っていって頭を引っ掴んで洗濯機の角に叩きつけたりしたのが??
呆れてしまいました。
また、あの時に腰椎が二つ潰れてしまったことが入院時に確認されています。医師に最近どこか高い所から転落しましたか?と訊かれましたが、そんなの父に階段から突き落とされたことしか思い当たりませんでした。それが原因のすべてとは言わないまでも間違いなく大きな引き金となって、後年椎間板ヘルニアとなりました。
そうした鍛錬のおかげか、私は今でも世の中のキレイゴトや偽善が死ぬほど嫌いです。

そんなわけで、私は高校の途中で家を出て工場で夜勤しながらアパート暮らしを始めます。
たまたま当時の親友が近県のヤクザの大親分の娘が産んだ次男坊息子の在日朝鮮人で、彼自身はまったく堅気な少年だったのですが、その母親とともに世間一般の家庭より私のような育ちの人間に対して理解があり、アパートを借りるまでも毎夜泊めてくれたり、美味しいビビンバを振る舞ってくれたりして、色々と助けられました。
私は元来図々しいところがあるので、出された食事を深く考えずに「ウマイ!ウマイ!」と文字通り大喜びで食べていただけでしたが、大人になってから思い返すと彼らがどれくらい自分に慈悲深い気持ちと温かさを注いでくれていたかがよく分かり、きちんとしたお礼も言えなかった己れの幼い浅はかさが悔やまれてなりません。

ただ、私が友の部屋まで二人分の夕食を運んできた彼のお母さんに「わー!ありがとうございます!いただきますっ!」とだけ言うと、「そんなにビビンバが好きかい?」と穏やかな優しい表情で尋ね返してきたことは憶えています。
私が「はいっ!」と返答するや否やドンブリにかぶりつき始めると(恐ろしいことに、これを当時の私は素でやっていた)、満足そうに微笑んで静かに息子の部屋を立ち去るのでした。
波乱の人生を送るうちに彼とは連絡が途絶えてしまいましたが、私はあれから25年経っても未だに彼の家で食べたキムチの味が忘れられないでいます。

父の実家は代々親族経営する元任侠人出自で裏社会とのパイプも強い土建屋でした。父は高校卒業後私をその土建屋に入れるとか、四国の山奥に焼き物職人の修行に行かせるとか、勝手なことばかりを言います。冗談じゃありません。
そこで高校を中退してアメリカまで逃げようと夢想。ところが、調べたら未成年が渡米するには保護者の印鑑が必要だと判明。高校を卒業しないとそんなのやらん、と言われたので、深夜ソニーの工場で働いて渡航費用を貯め(それ以前からプレス工場等で働いていたのですが)、朝方アパートに帰り制服に着替え昼間学校で寝ました。

でも、私はくだらない人間なのに、いつもすんでのところで周りから少しずつ心に潤いを注がれる幸運には不思議なほど恵まれていました。同情してくれた同級生の女の子が「これ、よかったら食べてください」なんて手紙とともにこっそり机に弁当箱を作って入れておいてくれる、なんてこともありました。おかげで、自分が人心を失わずに育てたのだと思っています。
人の、世界に対する宗教的な畏敬の念なんてものも、実のところはこうした一見何の変哲もない平凡な出来事の積み重ねによって生まれてくるのだと私は思います。少なくとも私自身は単純な男なので、そうなのです。

私は英語の成績も悪く、アメリカに何のツテもなかったのですが、すぐにトンボ帰りしてくると思っている父の顔を再び見るくらいなら向こうで死んでもいい、と本気で思っていました。
そしたら向こうに着いたその日からロサンゼルスの日本人不法就労者の溜まり場に運良くたどり着き、華僑のお婆さん大家にもお前はとてもいい子だ、などと気に入られ、その後はトントン拍子の展開、人生の最初のスタートを切れました(その後の展開についてはすでに当ブログ内、「旅の糧」「インド生活」などに多々記載してあるし、ここでの本旨からどんどん外れていくので省略)。

__まあ、そうやって親や家族に恵まれなくても希望を捨てなければ天運が助けてくれます。もちろん思いっきり私の独断と偏見ですが、確信は持っています。


......と、こういう記事を以前に書いたのですが、どうやら大幅に書き直したほうがいいようです。

まず、この記事。

【黒バス脅迫事件】実刑判決が下った渡邊被告のロジカルでドラマチックな『最終意見陳述』があまりにも切ない

私も心理学の本は散々読んできたし、その上で、渡邉博史被告のオリジナルな論理のまとめ方の的確さと、噛み砕いた自己分析の秀逸さには舌を巻きましたが、こういう話を読んで理解出来る人は大体そもそも問題じゃないんですよねえ。

でも、自分もハッとさせられました。常に萎縮している子供がいじめの標的にされる。なるほど、私もそうでした。
でも、萎縮している子供がいたら守ってあげたいと思うよりも、
①萎縮している子供がいたら、自身の被虐性を発散出来ると群がって来る連中が大勢いて、
②大概の場合、その攻撃からその子を十分に救えない社会のあり方が現にある、
こちらの方が問題だと思うんですよね。

e0296801_17080887.jpg甘えるな。世の中は厳しいところだ。根性を持って自立だ、なんて精神論になることが多い訳だけど、その言葉を吐く人達自身が、競争主義で弱い者いじめをし、自分達の打算や強欲のために行うずるいところを真摯に反省していることなんてまずない。
つまり、自分達の欲の都合で振り回している精神論に他ならない訳ですよ。

ただ、私は暴力家庭に育ったし、学校でも会社でも散々いじめられましたが、それでも虐待といじめによって「自分がダメな人間だ」と思ったことがただの一度も、一秒たりともありません。
それは恵まれた部分もあって、大したことではなかったからでしょうか?

私も自己体験を語り出したら渡邉被告に引けを取らない七転八倒の人生模様を語ることが出来ますが、まあ、それでもどこか色々な幸運に恵まれていたのでしょう。
それは、おそらくは次のようなことなのだと考えています。
①自身の悪運の強さへの自覚と、そこから生じた見えない何ものかに自分が生かされているというアニミズム的な感覚があった点
②ありとあらゆる享楽に貪欲で生まれ持った感受性も強かったおかげで自然や豊穣な世界の輝きを堪能出来たこと
③そしてやはりその時々、束の間であっても多くの人の善意に触れた点
④そういった無形の体験そのものを精神的にとても感謝していること
これらが私の心の中の強みなんだと思います。

しかし、なんで、あの絶望的な少年時代にも、自分は一切自己否定に至らなかったのだろう?という点は改めて考え直すと不思議に感じます。苦しかったけれど、高校を卒業して一人でコネもなく渡米して不法就労を始めるような、苦しいからこそ何が何でも自分で自分の未来を切り開くんだ、という、猛烈な執念があった。
それは、自分の中では「それだけ悔しかったから」の一言で簡単に説明がついてしまうことなのですが。

おそらく私の場合は、物心ついてから周りの世界に感じる圧倒的な脅威と尊厳性の剥奪に対して、小学生くらいの頃から必死で考えることで自己喪失から身を守っていた気がします。
自分の味方は自分しかいないんだ、という焦燥感と動物の生存本能に基づく欲求を、周囲の人間の思惑と自身の位置を観察し分析することによって自分に対する尊厳を守っていた、そんな感じだったと思います。

e0296801_18033844.jpg愛情というものはずっとよく分からなかったけれど、犬が好きだったということと、中学の時に私の育った母方の実家で双子のいとこが生まれて、それがむやみやたらに可愛かったこと、及び私の愚かさ故にハッピーエンドにはなかなかなりませんが、成人後は「女性」に自分の不器用さを助けられるような場面がたまにはあったこと、先述の高校時代の在日の友人の話にしてもそうですが、そういったエピソードの一つ一つが自分に人間性を吹き込み、救ってくれていたのだと感じます。
多分、普通の家庭で育っていたら大学に進学して心理学を研究していたでしょうね。

たまたま恵まれて這い上がれる人と、そうでもない人の差はやはり歴然としているのでしょうし、だからこそ私はまず弱い者、理解されない立場の人々、その社会の中の異端者の味方になりたいと思います。正直、社会全般、一般の人の総体的な幸福度のアップなんてそれほど考えていない。
底上げされれば当然全体がより健やかに暮らしていけるようになるのでしょうし、まず味方しなければいけないのは絶望的な境遇や明日にも自殺しようかと考えているような人達でしょう?って思うんです。

お金も健康も特別な能力もない自分ですから、ささやかな行為しか出来ませんが、それでも私なりに折に触れ絶望している人達に向けて、
「あなたはダメじゃないし幸せになっていいんだ。悔しかったら声を出して叫んだっていいんだ」
と、文章に書いたり、様々な運動に参加したり、発言はしていきたいつもりです。


e0296801_18082739.jpgちょっと宗教的な比喩をさせていただくと、暗闇を生きる者には天使の飛翔する淡い光が見えるのだと私は信じています。自ら諦めた者には奇跡は起こらないのだけど、諦めず求めさえしていれば、自力で手に入らないようなものも自然に贈られてくるんだ、と。
大体、飢えて渇している者には一切れのパンが、一口の水が、極上の料理となり美酒となり、百万の味方を得たような自信と勇気と栄養になるのだから、何も問題はないんじゃないですかね?
宗教は妄想、そうかも知れません。でも、生きる勇気を与えてくれる期待や希望につながるものなら夢や幻想であってもいいじゃないですか!

私は今なお虐待やネグレクトにあっている、若しくはそういう過去を持っている方々に言いたいんです。
わずかな財産をめぐって骨肉相争ったり、愛人を作っては離婚だ再婚だ、と茶番劇を続けているうちに一生を終えるような連中に君はならなくていい。「親の因果が子に報い」なんてつまらない言葉や狭量な世間の目を自分の人生の足かせにすることはない。君自身が幸せな家庭を築いて、自分の家族の歴史を新たに作れるんだよ。
だから、虐待やネグレクトを受けて育った者にも未来はある。
でも、そのためには!必ず生き残らなきゃダメなんだよ!生きていることが肝心なんだ!殺されたり死んでしまっては終わりなんだよ!
みんな、死ぬな!絶望するな!
そう、自らの浅ましい生命力だけを頼りにして生き残ってきた私なんかは自分の感覚としては言いたくなるのですがね。理屈抜きにね。

そして親は、自分の子をあなた達が作ったからと言って、それでも子供はモノじゃないし、あなた達の所有物じゃありません。一個の自律した意識を持った別の生命です。
私は虐待されて育った子達すべてに輝く未来がやって来るように祈っています。
生きろ!そして共に生きよう!

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by catalyticmonk | 2014-09-08 19:33 | ネグレクト、児童虐待 | Comments(0)


溢れ出る部分を勝手にやっています。異端者のあなた、多分私はあなたの味方か仲間です。 河元玲太朗


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