アスペルガー的特徴と私の人生模様

①よく知らない人のプライベートな発言に触発され、何かを思いつく

②相手のプライバシーに触れないよう、それなりに気遣いながら自分寄りの体験や感想中心に語る

③関係ない話を振ってくれるな、という空気になる(チーン)

他人のプライバシーには余程慎重に距離を置かないと火傷するということが頭では分かっていても、現実の中の匙加減は42年間生きても未だに分からない自分(@_@)

あと、そもそも私は簡潔に自分の意思を伝える能力が欠如しているので、ふと思ったことでも言葉に出そうとしたら一々長くなる傾向にあります。
こういったのが典型的なアスペルガー症候群の特徴ですね。
小学校の時に児童心理学専攻の担任にそう指摘され、心理テストでもその可能性を示唆されたことがある、というだけなのですが、大人になってから様々な文献を自分でも目を通した限り、特に子どもの頃ほどそうだったのだろう、という確信は持っています。

また、一般にアスペルガーの子どもは歩行や喋り方、運動面で不器用さが目立つ、と言われていますがその通りで、色々奇妙だ、変わっている、と幼い頃からよく言われました。
スポーツ、特に球技などが全然不得意で楽しいとも感じられず、そのことで随分苛められたのですが、中学に入ってから少林寺拳法を習い出したのと、持久力はなぜかあってマラソンが速かった点、長じて社会に出てからは肉体労働に従事しなければいけない機会が多かったことから筋力をつけれた点などが私のコンプレックスを軽減してくれました。逆にそこそこ喧嘩に負けないようになったので、反動でやや粗暴な時期もあったかも知れません。

多分、私の場合は社会適応的にはかなり訓練されていて障害レベルではないと思うのですが、やはり表現が長いとその意図を相手に過剰に受け取られて、意思疎通に空回りが起きる頻度も高くなります。また、短く表現すると感覚が独特過ぎてもっと誤解の嵐になるという。
もう百発七十中くらいで誤解が生じるので、短いコメントを求められるような場面を私は内心いつもかなり恐れています。
どちらかと言うと肩を並べて居酒屋で語り合うようなスタイルの方が得意だったのですが、最近は健康上の事情でそういうこともあまり出来なくなり、少し残念です。

相手は私の真意の加減がなかなか把握出来ないみたいなんですね。随分、私の実感と乖離した想像をされるのだなあ、と常々思い知らされます。
正直なところの意志を四苦八苦しながらも伝えようとしているつもりですし、相当、素直な方だとも思うんですが、人からタヌキ野郎みたいに言われたことも数知れず。
だから若い頃ほど人間そのものを心底憎んでいました。一人残らずぶっ殺してやりたい、とか本気で思っていましたから。

で、ここの部分のストレスはどういう訳か西洋社会やインドではグッと軽くなって、特に男同士の友情というものを、人生の中で最初に体験したのはヨーロッパ人やイスラエル人でした。それまでの私は、主に育った母方の実家が女系家族だったことも合わさって、どうにも男同士の付き合いが深まりませんでした。
一つ、客観視した感想として書くと、日本という国は同調圧力が強いので、アスペルガー云々にとどまらず「標準」に上手く合わせられない人間の個性というものを認める許容度自体がそもそも極めて狭いということは言えると思います。

若い頃はアメリカで短期間働いた他はバックパッカーという旅行者の形でだったのですが、いずれにせよそこで体験した、恋愛沙汰や性的な事柄で気遣いをしないでいい同性同士との気楽で親しい交流というのは、私には物凄く楽しくワクワクするような新しい体験に感じられました。
後年、インドで数年を暮らした際には、集団生活が苦手だと長年思っていた自分が、瞑想センターなどでそれはそれは突然変異的に社交力を発揮して。
ですから海外での貯金によって私はかなり救われているし、絶望したりヤケになって凶悪犯罪を犯さずに済んだ面もあるんだと想像しています。

ただ、それでも一般的に女性の方が遥かに男性の標準よりは近いところを汲み取ってくれる場合が多かったのも事実です。
恥ずかしいお話ですが、私が人生で最初につけられたあだ名は「ママゴトママ」です。女の子とママゴトばかりしていたんです。

脳の構造の違いなんでしょうか、女性は直接私の雰囲気から齟齬を減らして等身大のところを掴んでくれているようです。でも私の「行動」や「言葉」から的確な想定をすることは難しいらしいのですが。
頭で考えて他人を理解することは、前提となる価値観や感覚が違えば予想は難しいでしょう。ですが、目の前にいる人間のありのままを直感的に読み取る能力が女性は男性より断然高いですし、また私自身が結構素のままな性質なので、外的な先入観を横に置けば実はそんなに難解な人物でもないということなんだろうと想像します。

アスペルガー的特徴と私の人生模様の相関性を俯瞰するに、私は家庭環境も含めて、本来なら今よりももっと「ヤバイ奴」になっていてもおかしくないはずの輩だったのかも知れません。
でも、悪運だけはいつもとても強かった。ギリギリのところで救われ続けているんですね。
そういうことへの感謝の気持ちが、自分が曲がりなりにも人間らしい感覚を身につけられた一因だったのだと思います。また、そこが、自分よりも運がついていないマイノリティーや異端者の味方につきたい、という感情とも自然とつながっています。
自身のこともままならない癖に、時折トンデモナイ相手と長々と絡んでやっぱりドタバタしてしまうので背伸びは禁物のようですが(笑)。
by catalyticmonk | 2014-08-19 00:12 | 自己経歴 | Comments(0)


溢れ出る部分を勝手にやっています。異端者のあなた、多分私はあなたの味方か仲間です。 河元玲太朗


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