尊厳のための行動


個人的な話ですが、病中で連日結構な痛みと共に暮らしている最中なのに、国会前に着くなり痛みが長時間ピタッと止まってびっくりしました。やはり場の空気の強さだと思うのですね。国会前に集まってくる市民全体の熱意が高まっている証なのかなあ、とも感じました。

民意も国家の最高法規である憲法も議会制民主主義そのものも無視して強行採決し、この日施行された安保法制、いや戦争法。
雇用破壊の進行を容認するような政策ばかりが蔓延り、少子高齢化が叫ばれているのに一般の人々が安心して結婚することも子供を育てることも難しくなるばかり。
国の未来を担う若者が平等に学ぶ機会も削られ続け、大企業やほんの一握りの富めるものがますます富み、代わりにほとんどの庶民が増え続ける税金と乏しくなる一方の社会保障に汲々と暮らしています。
社会全体の空気が殺伐としてきているのを、私たちは黙り続けている訳にはいかないはずです。そして、この国の自由と平和は崖っぷちです。
今年は選挙の年です。私たちが自分たちの意思を主権者として表せる年です。
選挙に行って、この今の流れを自分たちの手で変えましょう。

彼らは国防云々以前にまず民主主義社会の根幹である一人一人の人間の尊厳を軽んじているように思えてなりません。
尊厳の大切さが分からない人間は、人から優越することでしか心の不安を打ち消せませんが、そのような人々にこの国の舵取りを任せ続けることは、私たちこの社会に生きるすべての人々の不幸です。
今は安倍首相や自民党を支持している人にとってさえ本当はそうなんだ、というのが私自身の個人的な感想です。
詰まるところ私たちは、自分自身の尊厳のために生き、行動するしかないのだと思います。
諦めない人たちの、怒りだけでない希望がそこにあります。















by catalyticmonk
| 2016-04-08 00:35
| 人間の尊厳
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